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過去の講座(※終了しました)

第1回

AIとの付き合い方

終了

受付は終了いたしました。

植田一博教授 講演

専門の認知科学の立場から、人とAIの認識の仕方の違いを、問題解決や意思決定を例にして説明する。特に、人は固有のヒューリスティックを用いて判断しており、その判断は 大量の知識に基づくAIの判断に劣る場合が多いものの、人がコミュニケーションを行う社会的存在だという観点からは一定の合理性があることを説明する。その上で、人の得意な知的活動とAIの得意な知的活動を説明し、現在話題になっているテータマイニングの問題点やシンキュラリティーの現実性について議論する。

清水剛准教授 講演

意思決定の場において人が何を行っているのか、何をAIが行うことができるかを、経営者や裁判官の事例を使いながら考えていく。経営者は単純に判断を行うだけの存在ではなく、人とコミュニケーションを取りながら、経営判断の基準となる経営の方向性自体を作っていく。また、裁判官は法を決まった形で適用しているわけではなく、事実関係や論点そのものを取り扱っている。この意味で、意思決定がすべて AI によって行われるようになるということはあまり現実的ではないことを説明する。

開催概要

会場 六本木ヒルズ森タワー49階アカデミーヒルズ 会場詳細
日時

2017年11月22日(水)

19:00〜21:00(2時間)

受講料 一般:3,500円
東大卒業生:3,000円
定員 150名(東大卒業生は30名)

講師紹介(発表順)

  • 植田一博  教授

    認知科学、知能情報学、人文社会情報学

    1963年生まれ。1993 年、東京大学・ 大学院総合文化研究科・広域科学 専攻・博士課程を修了。博士(学術)。 その後、同大学院にて助手、助教授、 准教授を経て、2010 年より教授。

  • 清水剛  准教授

    経営学、経営組織論

    1974 年生まれ。2000 年、東京大学大学院経済学研究科企業・市場 専攻博士課程修了、博士(経済学)。 日本学術振興会特別研究員、東京 大学総合文化研究科講師を経て、 現在は同研究科准教授。

講師(モデレーター)紹介

  • 宮澤正憲  特任教授

    教養教育高度化機構

    東京大学文学部心理学科卒業。 2001年、米国ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院(MBA)を修了し、現在、東京大学教養学部特任教授。博報堂ブランド・ イノベーションデザイン局長を兼務。

※今回の講演会には株式会社パソナ様より協賛を頂きました。お礼を申し上げます。

第2回

『空海―美しき王妃の謎』から見える日本と中国

終了

受付は終了いたしました。

講演概要

中国の経済成長に合わせるように、世界第二位の市場規模を持つにいたった中国映画。その繁栄を象徴する作品が、『空海――美しき王妃の謎』だ。夢枕獏の小説「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を映画化し、実物大といわれる長安を再現し、華やかな大唐の夢を描く歴史スペクタクルである。だが、この作品は中国の常識に挑戦する冒険作であり、日本に先行した中国での公開でも論議を呼んできた。中国は映画によってどのような自画像を描くのか、中国からの視点を分析するとき、そこに中国が直面する新たな課題が見えてくるだろう。

開催概要

会場 六本木ヒルズ森タワー49階 アカデミーヒルズ 会場詳細
日時

2018年02月27日(火)

19:00〜20:40(開場は18:30予定)

受講料 一般:3,500円
東大卒業生:3,000円
定員 150名(東大卒業生は30名)

講師紹介

  • 刈間文俊 

    東京大学大学院総合文化研究科教授

    共著書に「上海キネマポート―甦る中国映画」(凱風社 1985年)、「チャイナアート」(NTT出版 1999年)、訳書に陳凱歌「私の紅衛兵時代-ある映画監督の青春」(講談社 1990年) 、ジェレミー・バーメーほか「火種―中国知識人の良心の声」(凱風社 1990年)、これまで中国映画の字幕を百本近く翻訳してきた。『空海ーー美しき王妃の謎』も日本語版の監修・翻訳を担当。

講師(対談者)紹介

  • 古市雅子 

    北京大学外国語学院日本語言文化系副教授

    1996年から単身北京大学に留学。北京大学中文系比較文学与世界文学専攻博士(文学)。北京大学で准教授として教鞭をとる。主な著書に『満映電影研究』(中国九州出版社)、訳書に『中国文化読本』(外研社)など。北京大学外国語学院明治大学マンガ図書館分館館長。

第3回

宇宙はいかにして生命を育むに至ったか

終了

受付は終了いたしました。

宇宙はいかにして生命を育むに至ったか

天文学は近年大きな発見が続いています。ここ数年内を見渡すだけでも重力波の初検出やニュートリノ観測による日本人のノーベル賞受賞、はやぶさ2による小惑星”リュウグウ”の観測など記憶に新しいことと思います。今後10年程度の間に実現が期待される観測計画でも、日本は多くの発見により世界の中で重要な貢献をしようとしています。 宇宙はビッグバンにより”星や銀河が何もない”一様な状態から始まったとされ、その後銀河や星、惑星系の誕生により、我々生命の誕生に至る今日の多様な姿を獲得したことになります。 宇宙がビッグバンからどの様に”進化”し、いかにして生命を育むに至ったかについて、現在我々が理解していること、今後解明しようとしていることを軸に、天文学の”今”をお伝えしたいと思います。

開催概要

会場 六本木ヒルズ森タワー49階アカデミーヒルズ 会場詳細
日時

2018年8月30日(木)

19:00〜20:40(開場は18:30予定)

受講料 一般:3,500円
東大卒業生:3,000円
定員 150名(東大卒業生は30名)

講師紹介

  • 土井靖生  助教

    天文学

    1967年生まれ。1996年、東京大学・大学院理学系研究科・天文学専攻・博士課程を修了。博士(理学)。1997年より東京大学・大学院総合文化研究科助手、2007年より助教。

第4回

建築デザインのパラダイムシフト ―ル・コルビュジエを媒介にして集団知を理解する―

終了

受付は終了いたしました。

講演概要

情報技術の進歩が可能にする建築デザインの変化について考えます。ルネサンス期に確立し、近代までのデザインを支えて来たパラダイムとは何か?マリオ・カルポは、これを「アルベルティ・パラダイム」と呼び、現代の情報技術の進歩がこのパラダイムをシフトさせ、建築デザインを変化させると述べています。このシフトの前後には溝があり、これまでの経験知だけからその変化を理解することは困難です。そのため、ル・コルビュジエを媒介に、この変化を説明します。

開催概要

会場 六本木ヒルズ森タワー49階 アカデミーヒルズ 会場詳細
日時

2018年11月20日(火)

19:00〜20:40(開場は18:30予定)

受講料 一般:3,500円
東大卒業生:3,000円
定員 150名(東大卒業生は30名)

講師紹介

  • 加藤道夫  教授

    建築デザイン理論、近代建築史、建築図学

    1954 年生まれ。1984 年、東京大学大学院・工学系研究科・建築学専攻・博士課程を修了。博士(工学)。その後、同大学院・総合文化研究科にて助手、助教授を経て、2001 年より教授。

講師(対談者)紹介

  • 加藤耕一  教授

    西洋建築史、近代建築史、建築理論

    1973年生まれ。2001年、東京大学大学院・工学系研究科・建築学専攻・博士課程を修了。博士(工学)。東京理科大学助手、パリ第IV大学客員研究員、近畿大学講師、東京大学大学院准教授を経て、2018 年より教授。

第5回

宇宙でいちばん 最初の星、最後の星

終了

受付は終了いたしました。

宇宙でいちばん 最初の星、最後の星

輝く星のない夜空を想像出来るでしょうか︖ 宇宙に最初の星が⽣まれてから、星は重たい元素を作りながら周りを温め、その⼀⽣の最期には内部のガスを周囲に放出するサイクルを繰り返して来ました。我々の⾝の回りの⼿に触れるものすべて-我々⾃⾝でさえも-は 、⽔素以外はほぼすべて星が作り出したものです。夜空に星がなければ、我々は居なかったのです。星がどうやって⽣まれ、死んでいくのか︖ それは宇宙の歴史と共にどの様に変化して⾏くのか︖ これは天⽂学の中⼼課題のひとつです。最先端の観測により、星の⽣まれる現場について、新たな描像が得られつつあります。今回のセミナーでは、「星形成」についての最新の知⾒をお伝えします。遠い将来、宇宙では新たな星が⽣まれることはなくなり、やがて夜空からは星が⼀つ⼀つ消えていきます。夜空から最後の星が消えたとき、宇宙はその活動を終えることになります。

開催概要

会場 六本木ヒルズ森タワー49階アカデミーヒルズ 会場詳細
日時

2019年1月25日(金)

19:00〜20:40(開場は18:30予定)

受講料 一般:3,500円
東大卒業生:3,000円
定員 150名(東大卒業生は30名)

講師紹介

  • 土井靖生  助教

    天文学

    1967年生まれ。1996年、東京大学・大学院理学系研究科・天文学専攻・博士課程を修了。博士(理学)。1997年より東京大学・大学院総合文化研究科助手、2007年より助教。

第6回

時間がつくる建築の豊さとは?~ヨーロッパにおける建築再利用の歴史~

終了

受付は終了いたしました。

時間がつくる建築の豊さとは?~ヨーロッパにおける建築再利用の歴史~

今回のテーマは、建築の“再利用”です。 現代社会は、「近代末期」とも呼べるような時代を迎えています。 建築と都市はどこへ向かうのでしょうか? ヨーロッパでは、「古代末期」「中世末期」の大きな社会変動のなかで、巨大建造物の再利用が盛んに行われてきました。それは、厳しい社会状況・経済状況のなかで、妥協の産物として行われたことではなく、むしろクリエイティブで可能性に満ちた建築行為でした。 私たちは20世紀を通じて、「開発か保存か」という二者択一によって、都市の更新(再開発)と歴史の継承(文化財)の問題を考えてきました。 しかしそれらはいずれも、「建築は建てられた当初が一番優れている」と考える、きわめて近代的な価値観でした。 しかし、豊かな建築と都市の文化は、人々に愛着を持って使い続けられ、時間とともに熟成していく魅力によって、生み出されるのではないでしょうか? ヨーロッパにおける建築再利用の歴史を学ぶことで、現代日本が進むべき方向と可能性について考えてみたいと思います。

【参考文献】
    加藤耕一  時がつくる建築 リノベーションの西洋建築史

開催概要

会場 六本木ヒルズ森タワー49階アカデミーヒルズ 会場詳細
日時

2019年2月22日(金)

19:00〜20:40(開場は18:30予定)

受講料 一般:3,500円
東大卒業生:3,000円
定員 150名(東大卒業生は30名)

講師紹介

  • 加藤耕一  教授

    西洋建築史、近代建築史、建築理論

    1973年生まれ。2001年、東京大学大学院・工学系研究科・建築学専攻・博士課程を修了。博士(工学)。東京理科大学助手、パリ第IV大学客員研究員、近畿大学講師、東京大学大学院准教授を経て、2018 年より教授。1954 年生まれ。1984 年、東京大学大学院・工学系研究科・建築学専攻・博士課程を修了。博士(工学)。その後、同大学院・総合文化研究科にて助手、助教授を経て、2001 年より教授。

講師(対談者)紹介

  • 加藤道夫  教授

    建築デザイン理論、近代建築史、建築図学

    1954 年生まれ。1984 年、東京大学大学院・工学系研究科・建築学専攻・博士課程を修了。博士(工学)。その後、同大学院・総合文化研究科にて助手、助教授を経て、2001 年より教授。

第7回

これからの時代をどう生きるか〜東大キャリア教室で1年生に伝えている大切なこと

終了

受付は終了いたしました。

講演概要

テクノロジーの進化、グローバル化、超高齢化といった変化が日本を含む世界各国の社会を揺さぶる昨今、これからの時代はますます複雑で不確実性の高い時代になっていくといわれています。キャリアの道筋や人生の選択も変化を迫られる中、大学でも学生に対して多様なキャリアや考え方を提示する必要があります。常識や目先の就職活動にとらわれずにしなやかに生きるため、卒業後のみならず、生き方そのものを捉え直すキャリア教育の実践が求められているといえるのではないでしょうか。

本講座では、東京大学教養学部附属教養教育高度化機構・社会連携部門が開講している「教養学部生のためのキャリア教室」で、就職活動が始まる前の大学1・2年生を対象にどのような授業を展開しているのか、今年3月に刊行された『東大キャリア教室で1年生に伝えている大切なこと』(東京大学出版会)の編者3名が登壇し、東京大学の進学選択制度の紹介、ゲストスピーカーや担当教員が伝えてきたメッセージなどについてお話しいたします。また、パネルディスカッションではキャプラン 株式会社の中田さやか氏も加わり、新卒研修・階層別研修を提供するキャプランの知見を共有しながら、東大キャリア教室とともに今後の人材育成について議論します。

【参考文献】
   標葉 靖子 編 岡本 佳子 編 中村 優希 編
   東大キャリア教室で1年生に伝えている大切なこと

開催概要

会場 TRAVEL HUB MIX(パソナグループ JOB HUB SQUARE 1階 会場詳細
日時

2019年5月29日(水)

19:00〜20:30(開場は18:30予定)

受講料 一般:3500円
東大卒業生:3000円
定員 70名(東大卒業生は20名)

講師紹介

  • 標葉 靖子 

    東京工業大学環境・社会理工学院イノベーション科学系助教

    東京工業大学環境・社会理工学院イノベーション科学系助教
    京都大学大学院生命科学研究科博士課程修了。博士(生命科学)。材料メーカーでナノエレクトロニクスやバイオ素材に関わる新事業開発・研究企画業務に従事した後、大学リサーチ・アドミニストレーターを経て、現在は大学で科学技術系人材育成や科学コミュニケーションに関わる教育・研究を行っている。著書に『教養教育再考』(分担執筆/ナカニシヤ出版)。2015年度から2017年度まで、東京大学教養学部附属教養教育高度化機構・社会連携部門特任講師として同大学1・2年生向け社会連携型キャリア授業の企画・実施を担当。2018年4月より現職。

講師紹介(パネリスト)

  • 岡本 佳子 

    東京大学教養学部附属教養教育高度化機構社会連携部門特任講師

    東京大学教養学部附属教養教育高度化機構社会連携部門特任講師
    東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。舞台芸術学、ハンガリー文化研究に従事し、博士課程在籍時はハンガリー科学アカデミー音楽学研究所に留学。学位取得後、学術団体職員として編集・国際業務に従事したのち、現在は舞台芸術学研究とともに芸術実践を中心とする社会・民間と連携した教育プログラムの開発を担当。

  • 中村 優希 

    東京大学教養学部附属教養教育高度化機構自然科学教育高度化部門特任助教

    東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。博士(理学)。中学1年でカリフォルニア州へ渡米。カリフォルニア大学バークレー校の化学科を3年半でhonors studentとして卒業。東京大学大学院に進学し、透過型電子顕微鏡を用いた単一有機分子の構造解析や炭素物質フラーレンの化学修飾法の開発、ならびに触媒反応の開発に従事。博士課程修了後は博士研究員としてハーバード大学で天然物ハリコンドリン類の新規合成ルートの開発に取り組む。2013年11月より現職。Programs in English at Komaba(PEAK)で留学生のための化学実習や有機化学、および一般生向けの全学自由ゼミナールなどの講義を担当する傍ら、固体触媒の研究を行っている。

  • 中田 さやか 

    キャプラン株式会社 HRDソリューション事業本部 HRD企画開発部 部長

    キャリアコンサルタント資格取得。大学卒業後、一貫して企業内の社員育成・社外の人材育成のコンサルティングに携わる。2006年、労働政策研究・研究機構「東京労働大学講座」修了論文にて東京都知事賞を受賞(能力開発分野)。趣味はマラソン・スポーツ観戦・合唱・美術鑑賞。さまざまなボランティア活動も経験している。

第8回

アスリートの知覚ー運動能力

終了

受付は終了いたしました。

異なる学問分野から「人間とは何か」を考える

東大駒場社会連携講座 第8回・9回・10回 3回連続シリーズとなります。
AIを中心としたテクノロジーが急激に進化する現在、「人にしかできないこと」、「人ならではのこと」をやるべきだという意見があります。そこで「人」って何か?ということを改めて考えてみたいと思います。全く異なる学問分野の講演を通して、「人間とは何か」を参加者が考える機会となれば幸いです。

シリーズ第1回 アスリートの知覚ー運動能力

躍動するトップアスリート達は、研ぎ澄まされた感覚/知覚と運動によって我々を魅了する。アスリートの身体は自らの感覚について、時に彼らの語る言葉以上に、雄弁に語る。そこで本講演では、アスリートや音楽家の身体に着目し、動き、視線、瞬目、筋活動、心拍、発汗など多様な生体情報を計測し、読み解く過程を通して、本人にも語りえない身体感覚に迫る試みを紹介する。

開催概要

会場 六本木ヒルズ森タワー49階アカデミーヒルズ 会場詳細
日時

2019年10月10日(木)

19:30〜21:00(開場は19:00予定)

受講料 一般:3,500円
東大卒業生:3,000円
定員 80名(東大卒業生は40名)

講師紹介

  • 工藤和俊  東京大学大学院情報学環・学際情報学府准教授

    身体運動科学

    1967年生まれ。1998年、東京大学大学院総合文化研究科生命環境科学系修了、博士(学術)取得。2002-2003年、米国コネチカット大学 知覚と行為の生態学研究センター客員研究員。東京大学大学院総合文化研究科助手、助教、准教授を経て現在、東京大学大学院情報学環・学際情報学府准教授。

第9回

AIに映し出された人間の現在と未来

終了

受付は終了いたしました。

異なる学問分野から「人間とは何か」を考える

東大駒場社会連携講座 第8回・9回・10回 3回連続シリーズとなります。
AIを中心としたテクノロジーが急激に進化する現在、「人にしかできないこと」、「人ならではのこと」をやるべきだという意見があります。そこで「人」って何か?ということを改めて考えてみたいと思います。全く異なる学問分野の講演を通して、「人間とは何か」を参加者が考える機会となれば幸いです。

シリーズ第2回 AIに映し出された人間の現在と未来

AI(人工知能)について、私たちは、人間を超えるとか超えないと言って、恐れたり喜んだりします。そして人間の理解も制御も超えたAIが支配する世界に暗澹とした気分になり、あるいは、人間の生活に便利さと快適さをもたらすAIと共存する生活に心を躍らせます。しかしそこで私たちが見ているのは、実はAIそのもののというより、AIについての私たちの“イメージ”であり、そこに映し出された私たち自身の姿なのです。だからAIとの未来を考える時に重要なのは、私たちが人間をどのように理解し、どのような社会を作ろうとするのかです。本講義では、この問いをいっしょに考えてみましょう。

開催概要

会場 六本木ヒルズ森タワー49階アカデミーヒルズ 会場詳細
日時

2019年11月7日(木)

19:30〜21:00(開場は19:00予定)

受講料 一般:3,500円
東大卒業生:3,000円
定員 80名(東大卒業生は40名)

講師紹介

  • 梶谷真司  東京大学大学院総合文化研究科教授

    哲学・医療史・比較文化

    1966年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。専門は哲学・医療史・比較文化。著書に『シュミッツ現象学の根本問題~身体と感情からの思索』(京都大学学術出版会・2002年)、『考えるとはどういうことか~0歳から100歳までの哲学入門』(幻冬舎・2018年)などがある。近年は哲学対話を通して、学校教育、地域コミュニティなどで、「共に考える場」を作る活動を行っている。

第10回

脳がもたらす感覚と感情~個人差を通じて「人間とは何かを考える」~

終了

受付は終了いたしました。

異なる学問分野から「人間とは何か」を考える

東大駒場社会連携講座 第8回・9回・10回 3回連続シリーズとなります。
AIを中心としたテクノロジーが急激に進化する現在、「人にしかできないこと」、「人ならではのこと」をやるべきだという意見があります。そこで「人」って何か?ということを改めて考えてみたいと思います。全く異なる学問分野の講演を通して、「人間とは何か」を参加者が考える機会となれば幸いです。

シリーズ第3回 脳がもたらす感覚と感情~個人差を通じて「人間とは何かを考える」~

人はそれぞれ個性を持つ存在であることに疑問を持つ人は少ないでしょう。一方で、見たり聞いたり感じたりという経験は、その場にいる人たちの間で共有できると考えられています。また、性別や国籍、ときには血液型などの枠にはめ込んで、「~な人は~だ」と考えてしまうこともあるでしょう。個人差とはいったいどういうものなのでしょうか?個人差を科学的に検証することはできるのでしょうか?本講義では、脳科学や心理学の知見に基づいて、人の個人差と多次元性について概説します。そして、ダイバーシティ社会の推進について考えます。

開催概要

会場 六本木ヒルズ森タワー49階アカデミーヒルズ 会場詳細
日時

2019年12月10日(火)

19:30〜21:00(開場は19:00予定)

受講料 一般:3,500円
東大卒業生:3,000円(当日現金払い)
定員 80名(東大卒業生は40名)

講師紹介

  • 四本裕子  東京大学大学院総合文化研究科准教授

    認知神経科学、知覚心理学

    Ph.D.(Psychology)。東京大学卒業後、米国ブランダイス大学大学院でPh.D.を取得。ボストン大学およびハーバード大学医学部付属マサチューセッツ総合病院リサーチフェロー、慶應義塾大学特任准教授を経て2012年より現職。専門は認知神経科学、知覚心理学。2018年度学術振興会賞受賞